架線なしで走れる新型路面電車を、(財)鉄道総合技術研究所が開発。
(財)鉄道総合技術研究所が、架線無しで走行できる路面電車(新型LRV=Light Rail Vehicle)を開発しました。
10月25日に同研究所が開催した、「LRT(Light Rail Transit)に関する技術検討会」報告会で、の見学・試乗会で披露され、NHKの夜のニュースや新聞などの各種媒体で報道されました。
この路面電車は、車内にリチウム電池を搭載し、あらかじめ充電して走行するため、架線が無くても走行できるのが、最大の特徴。
停留所では、パンタグラフを上げて架線から急速充電で補充でき、さらに、減速時にも充電できるため、消費電力を約1割節減でき、さらに、架線が一部を除いて不要なため、架線設置やメンテナンス費用が大幅に下がる、という優れもの。
高度成長時代、車の増大とともに、多くの路面電車が姿を消しましたが、環境重視や地方都市中心部の活性化などにより、路面電車が見直されつつあります。
大阪では、現在、路面電車は、大阪市と堺市で営業している、阪堺電気軌道(株)の阪堺線(恵美須町~浜寺駅前)・上町線(天王寺駅前~住吉公園)の2路線のみ。
阪堺線の堺市部分について、赤字であることから存廃問題が議論されており、また、新計画として、堺市では、JR阪和線堺市駅から南海高野線堺東駅、南海本線堺駅、さらに臨海新都心までの約8キロを結ぶ新路線が検討されています。
この新型路面電車のコストダウンが実現すれば、経営状況の厳しい既存の路面電車の救世主となるとともに、多くの都市で路面電車の姿の復活が見られるかもしれません。

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